詳細情報
- 転職は1億円損をする (角川oneテーマ21)
- 発売日: 2008年10月10日
- 角川グループパブリッシング
- 石渡 嶺司
- Amazon 価格: ¥740 (税込)



カスタマーレビュー
- それでも転職する場合は?
- 転職した経験があり思わず書店で手に取った。
大筋としては著者の意見に同感なところもあるのだが
読後納得感に乏しいのは、一つ一つの問題点を深く掘り下げていない
例え話や他からの引用になっているからなのか。
転職しようと思った者であれば誰でも経験するが、
転職コンサルタントは非常にインスタントに転職を勧め、
インスタントに求人票を出してくることに驚きを感じない者はいない。
しかし自己を正当に評価できない者はこれを素直に喜んでしまう。
彼らコンサルタントの立場にたてば、
人材が流動化しないと転職市場が活性化せず、
商売道具である人材が流通しないと彼らの商売ができないため
そういった方法で「業務処理」をしていることを忘れてはいけない。
自分が勝てない状態であることに気がつかず
さらに転職コンサルタントが気づかせないことがあって
勝負に出てしまって結果的に失敗してしまう。
成功する転職の秘訣は、ゲームのうまい人は
絶対に勝てる状態とタイミングでしか勝負しないのと
同じなのではないか。あとは転職後に対する
自己満足感や納得感が大事なのである。
着眼点は良いだけに、転職成功者にも迫って
問題を掘り下げ定量的に研究して欲しかった。
また、損するからとそこで我慢するだけでは成功しない場合や、
成功している実感もない場合もあるはずで、
諸事情から転職を解決方法とせざるえない場合もある。
それに対する具体的な回答を本書は持っていないので
高みの見物な感じが否めない。
- 日本型雇用慣行が生んだ悲劇。
- 新卒から死ぬまで同じ企業に勤めることこそが最も高い生涯賃金を生むという内容。
(年功序列&終身雇用といった日本型雇用だから)
読者が著者の主張を前向きに捉えて読む場合にはポジティブになれる本です。
しかし、しかし問題なのは就職氷河期の新卒や再出発したい中高年にとっては不利になるという点。
敗者復活もしづらい。
これをどう打開していくのが今後の日本の課題だと思うので、その点の指摘があればもっと面白かったです。
個人的に、「1つの企業に死ぬまで勤めることが幸せに繋がる」
というのはちょっと辛いです笑
国民のほとんどがそれを望んでいるのは確かだと思いますが・・。
- 内容的には良いのですが・・・・・・
- この本に書かれている「安易に転職するな」という主張は大賛成です。
場合によっては生涯年収が下がることがあるというのも、他の本では指摘してこなかった点なので、非常に有益だと思います。
ただし、読後感はあまりよいものではないです。
- やっぱりカネの流れを理解することがビジネスでは重要だなと思わせる本
- 転職活動をしていると、
・年収があがる(らしい)という情報
・無料でキャリアカウンセリングが受けられる
・企業を紹介してくれる
・派遣から正社員になれる
・キャリアコンサルタントが親身に相談に乗ってくれる
など、至れり尽くせりのサービスが多いことに気づかされます。
なぜ、この人は自分のために仕事をしてくれるんだろう。
1円も支払っていないのに。
そう思った方は多いはず。
本書はタイトルにも書いたとおり、
他ではあまり見ることの出来ないカネの流れがイヤというほどわかる本です。
転職してだまされたくない方は読んでおいて損はないですし、
安易に転職を考えながら就職活動をしてしまっている大学生の皆さんにもオススメできます。
- 多面的な見方を精力的に書いている
- 若いうちに「さまざまな事情、理由で」短期に会社を辞める若者
を「早期退職」と呼び、転職観について、さまざまな書籍、インタビュー、
取材を駆使して、その転職の理由がどうあれ、「安易な転職の繰り返し」が
経済的観点から「一社懸命」に勤め上げた場合と比べて、「損」である、
と主張する本。転職者の考えや心理は、ひとまずおいておいて、ここまで
統計的かつ取材を重ねて、転職という行為を分析した、現実的な本は
ちょっとない。サラリーパーソンはぜひ読んでおいて損はない。
転職の経済的側面の章は、刺激的なタイトルになっていて、試みは
おもしろい。また、転職市場に存在する人材ビジネスを実例を挙げて
詳細に、裏も表も考察している。その後、転職に関する世間の話題を
「主に」書籍の著者の内容を分類し、普通の人が、年齢に沿って
ジョブホッパーになって、年齢を重ねていくたびに、成功しにくい
ことまで言及。
もちろん、「転職する、転職を繰り返す」にも、信念やライフスタイル
だけでななく、信念とか、事情とか、職場環境とか、やむをえない事情が
あることは承知していますが、本書を読むと、そういった「人情話」では
救われないほど、ドライで厳しい、「転職環境」「労働市場」というのが
厳然とある、という事実をいやがおうにも認識させられて殺伐とした気持ち
にもなります。がしかし、これが現実。そう思えば、一社懸命な生き方の
考察もほしくなるというもの。たぶん、次は続編として、そっちの本か?
おもしろいのは、奇数ページの欄外に、膨大な転職関係の書籍への
コメントを「ブツブツ」口の中で言っているような感じで掲載している
ところ。ちょっと陰気な感じもするが、各コメントはおもしろい。